◆はじめに

デジタル技術を駆使した価値創造を目的としたDXは、多くのアウトソーシング事業が直面する課題です。社内での調整が困難であり、DXの導入方法に不確実性があることや、より効率的なチーム作りが求められることなど、悩みが尽きません。

私たちは、アウトソーシング事業を通じて、次世代のコンテンツサービス創造に取り組んでいます。しかしながら、多くのアウトソーシング事業がDXに関する発想や変革への理解が不十分であり、DXの実現に向けた経営体制の整備が必要です。

そのため、私たちの会社ではビジネスモデルの変革を図り、労働集約的な業務を自動化するため、アウトソーシング事業向けのDXプロダクト開発を開始しました。

◆ビジネスモデル

まず、アウトソーシング事業の課題を明確にし、デジタル技術を活用して解決策を提供します。具体的には、業務の一元管理によってクライアント企業とのコミュニケーションや進捗管理、書類管理、業務実績の可視化などを効率的に管理し、労働集約的な業務の負担を軽減します。さらに、各タスクに優先順位をつけ、よりスムーズな進行を実現します。

また、自社で培ったアウトソーシング事業の知識やノウハウを新しいSaaSシステムに取り入れ、他のクライアント企業にも提供可能なプロダクトを開発することを目指しています。これにより、労働集約的なプロセスを有する企業にも貢献し、業務の効率化・生産性向上を図ります。

◆経営ビジョン・経営戦略

自社の業務プロセスを見直し、労働集約的なオペレーションを自動化するために社内プロジェクトを立ち上げ、毎週金曜日に進捗会議を開催しています。しかし、リマインド漏れや優先順位付けの難しさ、複数プロジェクトの進捗把握が課題となっています。

当社はアウトソーシング事業を展開しており、コールセンターや通信業界への支援を中心にしています。経営理念としては、お客様の業務効率化やビジネス拡大を支援することで、社会に貢献することを目指しています。経営戦略としては、資金調達・人材・商品開発などの支援を行い、市場変化に対応して情報を共有し、自社と支援先の進化を促します。

今回のプロダクト開発計画では、業務効率化や非対面商談支援などで新型コロナウイルス感染リスクの低減を目指します。

◆DX推進のための体制・組織図